ゆきげの手元供養と分骨、散骨

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ゆきげの手元供養とは、横浜市にある葬祭サービス会社、通称ゆきげと呼ばれている「コープ総合葬祭」が提案する、遺骨をペンダントやアクセサリーなどに納めて手元供養と言われる、新しい供養の形式をさしています。
ゆきげは神奈川県内の23の生協が共同で出資して設立された総合葬儀の会社ですが、生協の葬儀会社だけあって、料金体系が明確でリーズナブルなだけでなく、葬儀に対するニーズを的確に把握するマーケティングに長けていて、ゆきげの手元供養などの新しい葬儀セレモニーのあり方を提案しています。
ゆきげの手元供養も2003年頃に行ったマーケティングや市場調査から、分骨や散骨を希望する声から生まれたアイデアと言えます。ゆきげの手元供養の人気の背景には、少子化によりそれでなくとも核家族で世代間のつながりがなくなった家族構成が、さらに小規模化され、不況のために墓地の購入もままならなくなったという、まさに日本の都市集中化による現象といえます。
ゆきげの手元供養は、少子高齢化を迎えた核家族の庶民生活を反映したような事情から生み出された、故人への供養のあり方と言えます。
しかし、墓地を持ち供養する従来のものと比べて、極めて個人的な供養の仕方であり、葬儀や供養が持つ公的な儀式としての性格が薄らいでいくのは、現代人のライフスタイルの変化によるとも言えますが、さらに根の深い問題が潜んでいます。

ゆきげの手元供養と核家族化

実際、社会制度として最終局面にあたる儀式として、手元に遺骨を置くというのは、あまりに私的な発想で、家族単位の社会秩序が明らかに崩壊している事を示しています。ゆきげの手元供養のような供養の形式が、良いとか悪いとか言うレベルの話しではなく、二世代で完結してしまう家族制度に、社会的な秩序や良識を求める時代は、既に過ぎてしまっていることを意味します。
血縁関係を基礎とした家族秩序が、社会的な基盤とならなくなった以上、地域社会のコミュニティが新たな社会秩序の根底として再構築されなければ、高齢社会になっている日本において、高齢な個人をどう支えていくのか不安になってきます。
まだ親子の関係がなりたつ家族であればゆきげの手元供養のような儀式も可能でしょうが、子供もいない夫婦が分かれ個人で生活して、死を迎えた場合、どのように供養されるのかと考えただけでもゾッとします。

手元供養はゆきげの他にNPO手元供養協会も

そんな背景から、ゆきげや、「NPO手元供養協会」のサービスが注目されつつあるのかもしれません。
一見関係のないようなゆきげの手元供養の人気も、あまりに親密すぎる家族関係の象徴のような現象であり、供養と言う社会性を帯びた儀式でさえ、個人レベルの事柄として扱われる傾向は、少子高齢化の社会問題と無縁ではありません。
ちょっと大袈裟かもしれませんが、葬儀と言うのは家族の問題であり、同時に社会の問題であって、人が死に葬儀を挙げる事は、新たにその家族や家の世代交代を親戚縁者など社会に公示する社会的儀式と考えれば、ゆきげの手元供養と言うやり方は、それとは対極にある供養と言えますし、血縁関係の広がりのない現代人の供養のスタイルとも言えます。遺骨や遺灰をオーダーメイドのアクセサリーなどに加工して、いつも側においておく。こんな個人的な供養の方法も、ますます一般的になっていくのかもしれません。
以上、ゆきげの手元供養についてご紹介しました。

これらの情報がお役に立てれば嬉しく思います。

手元供養とは

手元供養という言葉は、まだ新しい言葉です。
現代用語の基礎知識でも主として2000年以降に登場した供養の新しい形態といわれています。
これは、遺骨の一部を地蔵タイプの小型の人形等に埋め込んだり、遺骨の一部を加工してペンダント等にしたりして、遺族の机上に置いたり、持ち運んだりできる、いわば仏壇の携帯可能な可動型小型版。手元供養はこのように、死者を常に手近に感じていたいとする人々に密かに人気となっています。


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